Ss63

 デジャブの逆はジャメヴ。前者は既視感だが後者が普段見慣れているものが初めて見るように感じる未視感のこと。恐らく両者を上手くクロス効能させながら、日本の蘇生に掛かるのが順当だろうと僕は配慮する。文字にも何回も見ればやがて崩壊し易い括りはあって、それをゲシュタルト崩壊と呼ぶ。その文字を見ている内にも僕は軽い目眩に襲われる。粉、苦、若、借、丈、野、ル....一目瞭然なのはこの語彙群に若者が包囲されてはいけないということだ。つまびらかに説明しながら前へ進んで行こう。これまでは、みんなを後方から守備する後方支援策を執って来たが、今日から切り替える。僕が不在ではこれからのセッションが不穏当だからだ。