ルビー・ウーマンr257 この結婚に成功のプリズムはあるのか?で相当のすったもんだが最初からシグナルとして点灯している様相は避けられず、私が働くことを当初から彼が希望している事実も、異な状況に見えたのです。これから出産しようかという女性にすぐさま収入を求める姿、納得出来かねるものもあって、父が反対したのもこれなのか?と思い当たる節にも見えてきてみずから否定するのです。父は実家の敷居は跨がせない!!とはっきり言い渡して来たのです。それくらい重たい勘当だった。それなのに、今更ですが、選挙にあれだけ賛成して応援したようちゃんを厳しく扱った父の本当の思いがどこにあったかも知るべきなのでは?との思いも混在はしていたのです。しかし身ふたつになって、まずは母の心労を解いてしまうことが先決で、父の心労については後手に回ったその頃のようちゃんでした。一体全体父はどういう結婚観を抱くのか?意外にも女性でも外で働くという思想は確固としてあって、ようちゃんには長らく司書教諭の道が一番合っているとそう説いてはいたのです。しかし自分にはどこかその道は不案内に思えたのです。自分が父の描いたレールの上を歩けなかった悔恨は今なら少しは見つけることは出来ます。こうして長い時間が経過して父も亡くなってしまい、ようやく冷静に物事が見え出した時期になっているのかもしれません。