サファイア・マンs201 今正に自分のいる座標が明らかになろうとしていた時、伯母から又電話があるのです。彼女は究極の苦難の時にはお金を出してはくれたんですが、当座は自分で奮闘しなさい!!と余計に渡してくれることは滅多になく、彼女の財布の紐は堅かった!!と。しかも直近では、宇部に来る前に多くの負債を無くすことに協力してくれて、もしもそういう援助なしなら、この出産も報われないものだったでしょう。私は伯母がまた、おかずのことについて訊いてきたのか?とそう思ったら、全然別のことで意外な感触を持つのです。中学校で同窓生の男子のことについてです。その男子の生きざまをずっと見てきた!!って伯母は自分から一方的に話して来るのです。同じ教員仲間のご子息で、しかも小学校時代を伯母は見ているって。そしてその頃の母校、東長崎中学校に思いを馳せるのです。戸石小学校も東長崎中学校に来ていた事実。伯母は長らくこの戸石小学校に勤務していたのです。この生徒をようちゃんも存知あげています。明るくて駿英、ユーモアもあって根性の塊。部活こそ何をやってたかまで覚えてはいないものの、伯母はこの人物こそがようちゃんのライバルだと譲らないのです。彼のようにユニークで明るい人物がライバル?って。