イエローダイヤ・マン《標榜編》〔467〕俺もやっとプールに行く気持ちに相成ってそこを訪れるのだが、ビル全体がファッショナブルでネカフェも入っていて若者のみならず、中年のペアも帰りにネカフェに寄って、イートコーナーの長椅子で雑誌をめくったり。俺も会員になって中を除きたくなった。最近、このマイナンバーカードが役立っている。すべての証明場面で事足りるようになって俺をその気にさせる。運転免許証やパスポートよりも実のある確実な自分証明になるなど、これが登場した時にはまだ、想像だに出来なかった。俺達はこのマイナンバーの家族番号まで把握しないでもいい。しかし子供や親と同居するなら、家族ナンバーは知っておかねばならず、俺は独身でホッとする。なぜなら最終的に俺はどこで暮らすか?まだ決めてはいないからだ。日本を永住の地とするには狭過ぎで、俺の心は四方八方に飛び交っている。日本の中でこのまま廃れて行きたくはない。出来れば自分の知名度を果敢なく発揮して、二ヶ月ごとに海外生活出来ることが贅沢だが希望だ。ブランドの水泳パンツをプール売店で購入~水泳帽子も同時だ。ここで泳ぐ最中にも見かけるのはお年寄りばかり。日本の超高齢社会は秒読みで進んでいるんだな?ってそこで結婚して子供をもうけたいなど今の俺に浮かんでは来ないのだ。