イエローダイヤ・マン《標榜編》〔430〕俺の同窓会はかなりハイブリッド!!皆が結婚をしていたわけではないが、すでに結婚し、そして子供を義理のお母さんなどに預けては来てはいるものの、そういう誕生合戦花盛りの中で俺は自分の貧相を思った。どうしても未婚の人間たちが集まるグループが出来てしまうし、そこに又あの晴れやかな結婚組が花を添えに来る。結婚している人間に見えるのは人生の尾根を捉えた感だろう。そういった中で結婚組には昔には見られなかった配慮が垣間見えて、俺にはそれが新鮮に映ったのだ。嫁の意向を気にしてか、二次会は行っても三次会はちょっと~~とか、三次会に行ってもいいのよ~~とおおらかに出してくれた嫁がなんか気に掛かって、おいそれとはその通りには出来ない待った!!感。夫婦が疑心暗鬼ではないが、確実に相手の意向のモクロミに掛かっていてその網を俺は恐れた。経済上も嫁が財布の紐を握るケースが多くて封建はもはや、梨の種みたいに最初から無かったものだったのか?しかし奥まで分け入らないと家の中までは見えて来ない。俺は五千円の参加料金を支払ってまだ、一口も食べていない自分に戦く。何の為に参加したのか?それは情報を得る為だった。