イエローダイヤ・マン《標榜編》〔415〕昨日はほっともっとで感動に包まれる。いつものようにプラスチックカードを翳して現金で買おうとしていた俺にあのちゃきちゃきの女性が待って下さい!!こうしましょう!!と持ち掛けてくる。先に千円をチャージしましょう。そのあと足らない分を現金でわ?って。俺はすんなり従う。彼女は俺のオーダー取ると素早く厨房へ行き俺の弁当に取り掛かる。結婚相手はこの女性なのでは?という懐疑だ。レシートを見るとチャージを千円先にしたことで十円がポイントとして付き、肉野菜炒め弁当と鮭幕の内の合計にはちゃんと44ポイントが付く。なんということだろう。俺は千円先にチャージをして毎日弁当を買うべきだった。しかしそういう細かいことをスルーして来たのだ。メンドイ気持ちが先に立っていた。一日十円でも月にすれば三百円!!俺はこれをスリーコインズ事象としてみずからを糺す事にした。十円を馬鹿にしていた心のうねりが俺に襲いかかったのだが、暫くしてあのおばちゃんを思い浮かべる。もう出来るようになった??そ、それはおばちゃんにしか解らない。俺は現金でチャカチャカ購入していたが月に三百円損失していたのだ。