イエローダイヤ・マン《標榜編》〔389〕十二月のほっともっとのメニューを俺は厳かな面持ちで手に取る。どういった蔵構えになっているかを見たくて十一月の後半から毎日のように待っていた。するとどうだろ?肉が盛盛のメニューを見て嬉しくなる。草食系男子のお手本のような俺を刺激しまくりいきなりビフテキコンボを食いたくなる。しかし慌てない慌てない、二日くらいになったら注文しようといきり立つ胸を押さえる。コンボも意味もわかったのでそれも皆で喜びを分かち合える根拠になる。コンボとは音楽用語だったんだ。それなら駆逐艦の英訳も同時に要る場面で、俺はコンボを艦船か空母だと早とちる。時間ある時に調べて物事の要諦をのみ込んだという困ったちゃんなのだ。肉に勝るものが若者に存在する?俺みたいに毎日鮭で満足という輩はそうはいないだろう。海老入り豆腐ハンバーグを俺は研究しているのだ。それを冷凍収集して、人が考えられないことにまで及ぶ。俺は今、玉ねぎを濃縮した製品プランに関わっていて、それを加えれば玉ねぎのみじん切りを加えた味にまで到達するキワモノだ。もちろん栄養も含めて。