イエローダイヤ・マン《標榜編》〔334〕俺は自分のすまほ知識の無さに恐れ入る。昨日の夕刻だった。俺が入店してさんま蒲焼弁当と小盛ご飯を頼んだときに、一組の家族がわいわい騒ぎながら、からあげ一個プレゼント見ていた。あげろうが出てくる店内の画像だが高い場所にセットしてあり見易くて、その応募画面を取得しに再びその中学生が店内に入ってきて暫く待っていた。俺も一緒に見上げる。やっとこさその画面が出てくるとヤッターと俺にピースを送って店外に行こうとしたので、念のためにこれも持って帰った方がいいよ?って渡そうとした。す・る・と軽妙にそのバーコードはほっともっと用でラインとは違います!ときっぱり答えるのだ。ええ?と俺は狼狽した。あのメニュー表にあるバーコードでいいと思っていた俺。もしも取得した画像がダメだった場合の為に女子中学生に親切で言ったものの、とんだ赤恥をかいてしまう。それでも優しいその中学生は一応もらっておきます!!って笑顔で受け取った。そもそも店頭でミスがあってあの中学生は戻って来たのだった。百円の豚汁を渡し忘れていたおばちゃん。それを中学生は取りに来て応募する気持ちになっていた。スタッフの失敗もこうやって俺の成長に関与??そこはきついが核心の事実だった。