イエローダイヤ・マン《標榜編》〔315〕母からプリント柄のトイレットロールが幸運を呼ぶのよ!!とご大層にもこれは深夜入って来ていて驚く。返信もしないし一体何を言いたいかがさっぱりだ。しかしひとつ思い当たることもあって、この傾向が次世代バルーンだ!!とわが社の会議で出て来ていた。庶民がどこで一服の清涼剤を得るのか?タバコを吸わない人々にこういうのもあっていいかもな!っていうのはあって、タバコを吸う人々には入って欲しくはないドアのトイレだ。花柄や金魚柄、そしてオリンピック柄。こういったトイレットロールが貧者の鼻息を大きくして日本を正常国家にのし上がらせていく。タバコを吸っている人々もやっぱり入らせよう。パリが怒るからだ。喫煙者には実は仕事の出来る人々が多い。そこに敏感だったことが俺をメジャーの域まで到達させる。元々日本民族はやっかみ民族で、それはあの敗戦から来ているのだ。ここから十九年後のオリンピックはどういう盛況ぶりだったかは想像が付く。やっとこさ、国際社会の一員として世界に認められた歓喜。やっかみはその時に捨てたはずが残っていた。焼けボックイに火が点くように巷に引火した。いいものはいいのだ。優れる者は優れるのだ。ここを直視出来るようになった暁、すべての技が報われるのだろう。