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 月に一回の訪問で別に顔を合わせる必要もない。そういった職業の便宜に僕は感動している。毎月指定日〔14日〕に来てくれる。曜日に関係ない点がポイントでこの商売の素薔薇しさを思うと同時に二匹目のどじょう、三匹目のどじょうもいることが歓喜だ。朝の八時台。一ヶ月間に溜まった新聞や雑誌や段ボールを持って行ってくれる。次に出す時の為の一ヶ月分の古新聞を入れる大きなごみ袋の中に2個のトイレットロールも入れてある。僕はこのチリスターという会社のお陰で毎月その日にトイレットロールが貰えることを楽しみにしている。まず嬉しいのは会わなくともいいという利便性だ。これがもしも会って直でトイレットロールを貰うシステムなら僕は最初から視野にも入れない。第二はごみが片付くという気持ち良さだ。どこかで役に立っている?のリサイクル精神は誰にもあってそれが僕に根付いたことも言える。リサイクルが上手く行けば僕が読まなかった新聞もどこかで生まれてきた甲斐はあった。そして第三はこうしてブログネタにもなったという利便性で今まで書かなかったのは地域センターに行ってそこでリサイクルをしていたからなのだ。この箱の口から入る電化製品なら入れても構わないとあるので僕は市のスタッフに尋ねる。家で古い湯沸かしポットを持て余していて、大型ごみの青いゴミ袋に入れて出してもいいかが分からず長い間悩んでいた。市のスタッフはすぐ調べてくれて青いごみ袋に入れてもいいようですよ?と広報総合雑誌を開きながら口頭で僕に伝えてくれる。どこかでほっとする。今まで電気ポットの場合、どこに捨てていいか意味不明だったからだ。