イエローダイヤ・マン《標榜編》〔281〕いつもとは違う店に入り俺は新鮮な気持ちでオーダーをする。やり手の店主なのだろう。俺が迷うその端からチャチャを入れたそうにせっかちだった。注文を受けた品々だろう。それがでんと前のカウンターの窓口に置かれてそれを取りに来た常連がいつものように受け取って帰る。昨夜は並大抵ではなく、お盆の十五日ということもあって人手に洗い流されそうに忙しかった。終戦記念日、俺は初めて黙祷する。今まではしたことがなかった。小中高と学生時代はちゃんと皆に合わせ原爆の日にそれをしていたが、自発的に俺がそれを励行したのには訳があって、俺が自分からそれをするべきだ!!との気持ちにやっと到達した感がある。俺の中で熟成があった。庶民が何を出来ただろう・・・。開戦も知らなかったのだ。戦地に狩り出されお国の為に命を捧げざるをえなかった当時の悲惨は言葉を尽くしても語れない。俺達が当時を生きていたとしても叶うことがないお国事情はあった。国粋主義だった当時の発祥から経過を丁寧に検証することで、これからの打開策は生まれるし、もしも北朝鮮にいいアドバイスを与えられるとするなら我が国が真っ先という気がする。し・か・しやはりムン大統領の方が上だ。原発に於ける手腕でも俺は負けた・・・とそう思ったからだ。