イエローダイヤ・マン《標榜編》〔241〕俺が心待ちにしているのは鰻ではなく二十一日発売のビフテキコンボだ。このビフテキという外来語が俺がもっとも好む語句で極でもある。美味しそうでしかもボリュームがあって、しかもその内容はステーキだけではなくチキンやハンバーグも見える。その色彩の豊かさは正しく肉色で、発売日には俺は恐らくビールも買うだろう!!なぜ、これほど、ほっともっとが好きかと言うと安いから速いから店内が落ち着くから・・・その他いろいろあって胸がときめく。ビフテキコンボは900円には到達させず、890円。この拘りが消費者の念に絡まってくる。美味しいはずなのに九百円を超えさせない義理人情。きっとこのほっともっとはわかっているのだ。一流ではないものの食の王道を歩くのは自分達!!その自負が羨ましい。一流をも切って取る面構えがまぶしい。しかもコンボの本当の意味はなんだろう。俺自体が知らないで喜んでいるのだ。恐らくビフテキはビーフステーキを短縮したものだろう。そうだとすればコンボも何かの略なのか?艦なのかも?もしもこれにビールがサービスで付けば俺は千円でも必ず買うだろう。そのサービスがないとわかっていてもつい想像してしまう。ビフテキは遂にニッポンの主流になったのだ。