イエローダイヤ・マン《標榜編》〔50〕父から意外なことを聞く。ハワイ旅行だ。還暦のお祝いにそれを決めて、アパート経営にも乗り出すことにした・・・と。俺は当惑する。どんなに頑張っても俺の将来は両親の蓄財を越える日はないとの思い?それとは別に自信もあったのだが。それは経済路線でサクセスを得ることだ。しかし後者はどこまでもアメリカ頼みでニッポンの属国制は払拭される見通しは立たない。国連での核問題での反対がどうとかいう問題ではなく根っこにあるのはコトナカレ主義。あの敗戦のあと国民性がガラリと変わったことを言わずして何があるの?って俺は総合する。ニッポン人が君主に仕えるという天皇制を敷いてきた民族でそこでの敗戦はこの崩壊と、もうひとつ、国民談義が整うべく歩みをリセットに戻したと俺は検証している。新聞他メディアは足並みを揃えたり競合することで、一定の価値を批准したかに見えて、マスメディアはこの国では死んでる。なんの効力も発揮はしていないと見るべきだろう。これからのボックスを開襟するのは、還暦を迎えた父の世代も関与では?と。なぜならオスプレイが海に落ちたことを功績のようにアメリカは言うが、自分達が陸に落ちたら死んでしまう、保身で海を選んだのにおかしいよ?って。俺も賛成だ。