いじめに負けない人生論、親友の素晴らしい点はパート仲間とみんなでいても全然浮いてない・・・そこが注目で社会人として生きていくのならやはり浮いてはいけないっていうのは根底にあるかと思う。彼女のいい点は?ってひとつひとつ挙げてみると他者に対して細心の注意を払っていることや目上の人への言葉遣いや気持ちの留意点など尊敬に値した。それと仕事が出来ない仲間をなんとか助けたいと眼を配っていたこと。彼女がどういう訳か、キャロルを選んで友達になりたいと言ってきたときにとても嬉しい思いになるのだ。好きな音楽を語り合い、自分の子供の話題でこころを分かち合い、彼女は失恋の話にまで及ぶ・・・。自分の恋を語ってくれるなんて、なんていう信頼度、それなら自分も語りたい!って一歩一歩お互いの距離を縮めていく。親友を持つということが人生における財産だと知ってから何も怖くなくなったキャロル。みんながいじめに加担してちょっとでも浮いている人を、こてんぱんにやっつけてしまう社会のニッポンではないことをどこかで信じるキャロがいるのだ。