今最も心配でそろそろ持ち直したかなあ~と思いを馳せるのはマリナーズのヌーニョ投手で、あれだけ打ち込まれるとは思ってもいなかった。ちょうどオドーアの復帰とも重なって、とんでもない布陣と連打力が爆発、あの端正な表情できりり投球のヌーニョを打ち崩した。これは・・・とキャロルはヌーニョの惨劇をお手本にしないとなあって自分を思い遣る。人間には予測不可能なことが襲ってくるもので、その第一テリトリーに果敢にもいるのが投手なのだ。しかしあの勝利の方程式とまではいかないが三人三様もかなりいい。レンジャーズの勝利のパターンの三投手。ラモス、ディークマン、そしてダイソンである。これだけの投手がいて、なんと、レンジャーズの中継ぎ投手の防御率の数字は試合前段階で十五位。シゲルちゃんがいうには誰かが打ち込まれ、その選手は二軍にいったのかも?っていう。キャロルはそういう厳しい嘘のないスポーツの世界が好きだ。そこで弾き出される数字を信じるからこそ大リーグ短歌を詠むのだ。ハセスの法則・・・嘘と欺瞞に包まれた世界をいち早く脱却出来る女性に完全勝利は微笑むのだ。