いじめに負けない人生論、ここでは様々な作戦でいじめを撃退する方法をみんなに伝授してきたけれど、最も肝心なのは、いじめられた!と最初思ってはいけない。キャロルはのんびり構えます。これはイジメじゃない!ここまではイジメとはまだいえない!いじめている積もりなんかは相手には微塵もない・・・しかしこっちの予想をはるかに裏切ってくるのがホンモノの苛め。どんどん付け上がってくる、言葉の暴力も聞こえる、そして反省もない。イジメを見分けるのは、とことん自分が我慢をしてから後の方が立件もし易い。もちろんそこまで耐えられないタイプの弱い人間ならばキャロルの方法を取ってはいけません。キャロルはじっと何年も我慢を重ねます。そして証拠を五種類集めます。動かしようのない証拠。ひとつだけではダメです。出来れば三つ要る。キャロルのように五種類集めれば完璧。それでも向こう側に反省ないなら、もはやこっちの勝利は確定です。キャロルはイジメを乗り越えましたがその為に、最初の何年かは沈黙したのです。そして証拠を集めたのです。様々な軋轢にぶつかり、長い長い闘争を乗り越えるのも人生という障害物競走には付き物なのです。