サファイア・マン《緻密な男編》〔71〕今いって来たのがやよい軒です。彩という定食を頼んで何気なくメニュー見てたらもっと食いたいのがあった・・・と残念がります。赤目の西京焼きです。このお料理も食べたいなら、また夜にでもいけばいいのですが結婚もそれに似通っています。この女性と一生添い遂げるぞ!と決心して結婚したものの男はその気持ちがすぐに揺らぐ生き物。どこかに幼さと自分勝手がチラホラっていうのが男の定番です。真摯という言葉も死語で肝心なときには頼りにならず男の一生という本をしたためたいくらいです。そして常に男には恋に対する強い欲求的本能があり、そこが人生を撃沈させてしまう一因になるのです。シンドラーは自分が本当に助けれる人々は誠意を持って助けた紳士ですがキャロルも不倫騒動に巻き込まれ大変になった人々を助けたい!と親身になるならキャロラーのリストというものを作成してなぜ?なにゆえにその人と関わりを持ってしまったのか?そしてその思いって真剣で純粋なものであったのか?当人たちをまず秤に掛けたいと思うのです。キャロルは常に真剣だったからキャロラーのリスト概要をしたためることが可能なのです。人生をクールに野バラのようにしなやかに過ごしたいのなら、キャロラーのリストに刻まれるような誠意ある人物にならなければ生涯ご加護はありません。