やっとこさ新年二日のオレガイだ。しかし今回長男が帰ってこなかったものの他の子供四人が揃いも揃って、お母さんにはどんなことをしてあげても惜しくは無い・・・って子供らが感謝の気持ち言うのに俺は絶句。何を正月から正気の沙汰ではないことを言うか?って俺としては憤慨ものだった。こいつら怪我をしたときやら就職活動時にどれだけ俺の世話になったか。三男が怪我したときは四十万以上の出費で、二男の就職活動では北海道からの東京や大阪、横浜と飛行機代は合わせると五十万は超える。それなのに俺に金を返す処か、恩返しはお母さんに・・・って涙ぐむ。金を出してもらったことはとうの昔に忘れているのだ。俺は恐ろしいことに気がつく。こいつらを精神的に調教したのはキャロルということにだ。俺は睡眠薬を飲んでも寝付くことが出来ない。母親というものの偉大さに再度平伏すのだった。