ルビー・ウーマン《復讐の館編》〔82〕昨日は天と地をみて感動しました。あの主人公を演じた女優さん、素敵でしたね。キャロルは女性の落胆と豹変をあの映画に観ました。宗教的な違いよりもむしろ、あの軍人を演じたトミー・リー・ジョーンズさんが見事に男のふがいなさを表現されて、キャロルがじーんと来るのと同時に宗教が関与するのをまず横に置くことの大切さを言いたいのと、もうひとつ、男の言葉に宿る嘘、ここが盲点になる処です。本当に幸せをどこにセットするかで違いますから、ここも要注意。つまりあの地獄から開放される為にアメリカに来たはずなのに、その幸せに気が付けない、女のズルさなんですよ、子供たちを全員引き取ってくれているのにその喜びに初心に還れない。男も借金のことや、家族構成で嘘をついていた。小さな嘘の欠片たちが、二人を追い詰めていったし、宗教争議は逃げのおまけでしかなかったと。そこで宗教では哀しすぎる。そもそも宗教って一体なんなのか?って疑問を呈するのです。もうそろそろ曖昧路線クリアしたいですし、男も女も結婚をリズミカルに捉えるべきだとキャロルは思うんです。昨日の夜、再び観て、ローズ家の戦争とは全然違うキャロルは自分を誉めてしまいました。あんなに優しい夫がどこにいますか?発端は、病院に駆けつけなかったこと?それは貴女がおかしいでしょ?って私なら言います。ニッポンの事情はアメリカを心理的に超えたな!って物書きキャロルはひとりニンマリしました。