ルビー・ウーマン《復讐の館編》〔18〕パンはすぐにたいらげて、キャロは奢られ体になっていたのですが、彼女は、やっぱりや~めた!ってヒトコト。ナンナンダ!!とキャロは切れそうになる自分を修正しつつ、何が?と疑問符を。いやあ、本場のコーヒーを味わうか、ピザかで迷ったけど、あれを見ないと収まらない。キャロにもわかりました。連日、長蛇の列のあの石・・・。アメリカ館でした。でも、でも、今は違うでしょ??とキャロは言いたいのですが、彼女はしっかり子供の経済を見つめていました。そこが、キャロとは違うし、差異だったのです。容子ちゃん・・・実際さあ、あの石を見ないで、長崎に帰るなんて、アタシには出来ない。容子ちゃんだって、舌の悩みは、吹っ切れたにせよ、肉は苦手。アタシはそう見たんだ。鶏肉のブツブツがダメなんだろ?それに、豚肉も・・・。キャロはタジタジでした。成績優秀な上に、人のこころまで見透かす〔リーディング保持者〕とは・・・。キャロは並んだり待ったりが苦手だったので、こう拮抗しました。エ、エスカルゴとかあ、白身魚のムニエルとか、だ大好きなんだよ!と。ナイフ&フォーク遣いで足元を見られるし、中学生とはいえアタシ達は大人なんだから・・・じ~っと聞いてご覧よ!迷子の呼び出しで、アタシ達のことが、放送されてる~でも、誰もアタシ達を疑う観衆も素振も無い。オタオタするんじゃないよっ・・・と。