イエローダイヤ・マン《標榜編》〔271〕繁盛している店は電話が引っ切り無しで掛かってくるし、ペーパーもすぐに無くなる。その度に補充はしないといけないし、トイレのあるほっともっとも誕生ラッシュ。出張のときは俺はそこを必ずチェックする。今生、トイレはありません!!と涼しい顔でツッ張っていられるかというとそうではなくオリンピックが近々にあることもトイレ常設には関係あって、その周辺には必ずトイレを作っておくことも常識になるだろう。よく建設現場にある一時的な凌ぎでもあるのとないのとでは随分違う。人間がもっとも苦悩に追い込まれるのは実はトイレを我慢する苦しみで、その苦悩が怖いからほっともっとに行かずコンビニで棲ませるヒトマクはあって、トイレ大繁盛作戦がオリンピックの間とはいわず、かなりこれから攻勢を掛けてくると俺敵に睨んでいる。そして出前部だ。俺の待っている時間帯かなりの顧客を電話で断わっているのだ。こ、これには参る。出前はお昼の決まった時間だけです!というセリフをこの店では頻繁に聞くしこういった断りを入れてもじゃんじゃん電話が掛かってくるということは幸せ以外の何物でもない。善処が急がれよう・・・。