いつも道路渋滞のときに井手園っていう文字がトギツでは流れる。それで、渋滞一キロとか我々は覚悟するのだが、この道路というものにキャロは興味を持っていて特にバス停!!昨日も走りながら素晴らしい金麦色の銀杏の木を見るが、バス停の文字がよれよれ、消えていて、走行中読めないくらいに、すすけている。バス停前に銀杏さまは立っているのだ。このバス停短歌をキャロは河野裕子先生に毎日新聞で選句されるんだ。そのときは番所橋を歌った。新聞に名前が載るって嬉しい。エッセイは二編だけしか選ばれなかったが短歌はすぐ選句されて、自分の本領を思い知る場面。でもエッセイもこうやっておいおい書けるようになったってことは辛いことだけど、新聞社の無視が生きたんだと思う。麦は踏まれて踏まれて一人前の小麦を排出。ね?耐えられないだろうと誰しも案ずるが、案外麦踏みや、踏まれは人をどこまでも成長させるんだ。金麦色の銀杏の葉っぱはどういうわけか扇の形・・・。ここに秘密も宿るんだ。ケサボイは麦踏まれだ。〔麦譜希が掛かる〕