ブラックオニキス・マン

 今年はいろんな意味で新しい船出があった。日本人の考え方を探り、方向性を決める良い歳にあたる。母にとっても、音楽を特定する異例の歳になってさぞわくわくは格別だろう。僕も最初にヒップホップを聞いたときの感動は今も忘れない。この音楽は最初は誰にとっても異端である。しかし、すぐに分かってくる。個人差はあっても、うち溶けるのはだめだ…と遮るグループは少ない。しかし、かと言ってみずから、水先案内人になるケースは少なく、別の意味では、先駆けを狙えるポスト付きは言えるだろう。恐らく、母は内心で狙うだろう。いい曲を新しく書くためには、のめり込ませるフレーズが必須になる。何回連呼しても飽きない。それが商いに通じる。母はすべてのジャンルで息を潜める音楽を再びの開花に導くだろう。