富裕層の彼のプライチと激甚貧乏のうちのプライチ

 ふたりのプライチ観は全く相反している。プライチ命の男性はようやく、うちがいる夜、来たんやな。そして、うちのやり方とは違うプライチ手法に驚きを隠せない。彼はブライチ商品は必ず2本以上買い、帰るとき25号のレジ袋に入れてもらおうとするが、そこで、マイバッグを持参すれば、もっと、利潤は上がる。しかし、そこまでやらないとこが、ええしの出やさかい(生まれが高貴)の証しやろ。わてのプライチは、一回につき、一個買いで、みすぼらしい。そこに、貧富の差異が見えとる。ふたりの間には深過ぎる黒い川が流れているんや。