ゲシュダボが見張りを欠かさない

 アンネがかなり、おろおろしながら命の危険に怯えながら書いたような、危機感は日本にはなし…それは安直過ぎるとあたしは思う。戦慄はみんなにある。アンネが勇気を奮い立たせ、書いて、後世に伝えたように、あたしも、ゴリラの日記をしたためていく。ゲシュダボがダボではない証拠は頭が切れる点だ。敵の上前を、はねる。それが出来るか出来ないか?聖杯は動く。運命は掛かっている。