イエローダイヤ・マン1345

僕は物分りがすこぶる遅い男子。ヒッチコックのめまいという映画の真相がようやく飲み込めた。4回も鑑賞した挙げ句ようやくだ。やばくね?裏窓という映画では親友の刑事に手柄を上げさせたのに反し、この映画では、まんまと、親友に犯罪(殺人)の片棒を担がされる。いわば両者は比較に値する映画。しかもどちらも主人公はジェームズ☆スチュワートだ。そしてルビーの首飾りがモチーフにある。普通の造りではなく、芸術を匂わすカルロッタの由緒ある首飾り。しかしそれが引き金となり、再び出会えた強く惹かれた謎の女性も最後は同じ場所で事故死する。それと…ブルネットもヒッチコック監督の拘りにあった。このことは、スターチャンネルの特集番組Í ÀM アルフレッド・ヒッチコックを見て知った。彼は常に自分に正直だった。だから、ストレートに鬼才が浮かび上がる。天才の偽らざる生涯に僕は勇気を貰った。自由で我儘であることが天才を成就へと導きうる。