デニム・ブルーママン9の16

 私が30分以上の外出のことはたまにあった。何軒か、はしごして、食材を買い求めるとき。そんな折、容子は学校から戻り、タヤに招かれ、階下の堀り炬燵に入り込みいつの間にか、うとうとしたのでしょう。炬燵の中の火が靴下にうつり熱かったらしく、飛び出して、あちちち!!畳の上で飛び上がる。前から一度は入りたいと、憧れていた堀り炬燵。しかし、こんなにも、危険なことがわかり、考える処が大だった。私がいないときに、こっそり入りたい気持ちを達成したことが、そもそも、まずかった。それからは注意力のアンテナを最大限、働かせる生徒になるかも?と、私には期待感はあったのです。