エメラルド・ウーマンe103 川柳の活発化が至る処で宣伝され、里子は自分も一回は取り上げられてみたいな!!を思うのです。しかしそういうキラキラした雰囲気が里子は苦手で、自分はやっぱりいつも縁の下の力持ちなんだなあが点灯します。幾ら世の中が変わっていこうとしても、里子の日常は四月一日から始まるのカレンダーで、三月三十一日が最終日なのです。この律儀さは里子の性質を如実に表していて、常に心の奥底では、競争の倫理が稼働している証明にもなるのですが、一回でもいいから、だらしない女や、ぶしつけな女になってみたい。しかし自分の気立てが許さないのです。娘二人がいるせいか、常に考えるのは若者のアドバイザーでありたいな!!という願望。もちろん若者は、里子をそういう目で見てはいません。しかしいいじゃないの?幸せならばって。ちょうど近々放送された番組で佐良直美さんが芸能界から姿を消した真相が明らかになって、その物語をネカフェでずっと見ていて涙がこぼれてきます。犬や猫でもちゃんと心があるんだなあって、そういう特別な認識を持つ。もしもその出会いが無かったならここまで生きては来れなかったっていう彼女の生きている伝説。ここで育てられる動物達はなんて幸せなのでしょう!!幸せの 極上を知る 直美かな