ルビー・ウーマンr306 ラディカルプランナーこそが私の職域。その痛烈な思いこそが当時のあゆみの姿、偽らざる姿勢だったのです。ここでは協調はありません。自分を探すステージなのですから。同意もありません。作家としての基礎を築く為ですから。しかし周囲はそこはわかりません。理解に苦しむといった処でしょう。このまま服装を是正しないのなら彼女は眉をひそめるでしょうか?いいえ、彼女自体分かっていたはずです。服装を是正する気持ちになってもその資金がないことを。しかし意地悪でアドバイスしたのではないのです。ここに大きな分岐点も隠れていて、複数の人々はすでに気が付いているようなので安心ですね。つまり世間体という縛りです。彼女は私に良くなって欲しいというより、店のメンツを優先したということです。なぜ、そこまでグループのトップでもない彼女が?ってみんな思うでしょう。プライドがすでに派閥にくみしている例だと思います。自分達の生活がこのクラブの幸先には掛かっている、ならば上級の倫理を持っていないホステスは要らないのです。そこまで上り詰めたクラブの鼻息が思いの他強風だったことは言っておきましょう。飛ぶ鳥をも落とさんばかりの勢いには屈しないしラディカルが私を守る!!って。辞めさせたいあっちの願望を阻止する為に大きな賭けに出たとも言えるのです。