イエローダイヤ・マン《標榜編》〔21〕俺だって自分みずから名言を吐き出すことが出来ればそんなに法外なことはないだろう・・・と。しかし経験が未熟でそれを吐くには至らない。しかし芸人たちはどうだろう・・・。そのものズバリ歩く名言野朗で羨ましい限り。俺が今最も注目するのはパーフェクトベイビーと歌う彼らで、このテンポとノリこそが次世代バージョンだとわかりはするものの、そこへまだ、行くことは俺にとっての気概ではなく分析事項も残っていると推量する。母たちの思いだ。ここの区域をスルーすればとんでもないマチガイを起こしそうで怖いってのがある。無防備になってはいけないと強く思う。何しろ俺たちはこの母達がいなければ今の位置にはいない、手塩に掛けて育ててくれたその背景を読み込まずに先へ進むことの方が危険だと俺は慎重になる。時代というボックスには108面体が存在し、それぞれ煌く波面を象るものの中心となる核はひとつだ。それが命でなくてなんだろう?逆に問いたい。多くの芸術試作も命を思うからだろう。誰もが自分の立場を持っている、そこからずり落ちないように日々精進している。母達が思うところの勝算とは何だったんだろう、もしもそれが自分の子供が自立することだけなら、寂しいものに変わるだろう・・・と。