人指し指の突端を手の平の方にして見える爪くらいのが小さな長方形が時折パソコンの面に出ることがあるそうだ。キャロルは怖がっている。これがカメラならキャロルはダブルシャカに追い込まれる。キャロルが起き抜けの女郎蜘蛛のような顔でキーを叩いていることが知れることは俺も避けたいのだ。カブスのフロント城の王子様であるセオ球団副社長に今彼女はぞっこん。フロント側にぞっこんになるのはキャロル歴史以来初めてだろう。調べてみると文豪一族の出目で映画カサブランカにもイエスジは関与。最初何も知らずに拝見したときに映画スターを標榜してしまった俺とキャロルの勘の鋭さを思う。ダブリュー触勘だ。なぜ彼はキラキラしていたのか、そして一緒に映し出された娘さんだろうか・・・美しい妖精さながら。それはそのまま新大統領のバロン君を連想さすほど、途方もないリッチなのだ。途轍もないリッチなイエスジをこうデルスカイしておこう。宇宙リッチだ。〔いつでも行けるけど宇宙には行かない大富豪〕