ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔144〕マット後ろ回りが出て来て、当然のように出来ません。しかしみんなと同じように出来るを見せたいが為に無理をしてしまい、そのせいで首を痛めてしまうのです。そんなに酷い傷め方ではないものの、ある程度以上首を左に向けられなくなり、一ヶ月くらい首を回せない事態に追い込まれますが、それを母に話すと、一応病院に言った方がいいね?と言われ、訪ねます。そこで、自分は首を痛めた様子を先生に話すと軽い捻挫のようなものだから無理をせず、体育を一ヶ月くらい休んだ方がいいとアドバイスを受け、キャロルは後ろ回りがある間は体育を見学することにします。みんなの中で、かなり浮いた存在になるのですが、それも大事を採ったということで、嘲笑や冷笑もあった中で、友達の意外な言葉が印象に残るのです。マット運動は体を柔らかくしてからしないと危ないんだよ!のヒトコトです。田舎の幼稚園から来たその生徒の妥当な言葉にキャロルは自分を発起させたことに気が付くのです。首を痛めたのは、首周りの運動をしっかりやって、挑めばなんてことなかったかも・・・しっぷをしている首の付近をいたわりながら、自分は柔軟性ではみんなに引けを取らないかも?と方向転換を考え始めます。走ることは土台無理かもしれないが、この柔軟性ではどうにかいけるのでは?と。