ルビー・ウーマン《ジーニアース編》〔127〕ええ?ってみんなも思う場面でしょう。なぜ、自分の幼稚園児を覚えてないの?って。結果この少年がどこの幼稚園かは後からわかるものの当時の幼稚園は今も同じく一年保育ってのもあって藤組だったと記憶。そこにいたなら中々遭遇難しい。キャロルも転園で来ていたし、顔を覚えきれないという性癖でしかも当時は今のような少子社会ではありません。中学校なんて八組まであったくらい。キャロルとその少年は学級委員長にお隣同士ですものね?ってT先生から通達されて、当時のキャロル、ドキドキしちゃうんですよね。委員長っていうのは幼稚園ではなかった品目呼称だったからです。元々その少年が活発だったこともありスムースな学級運営が始るのです。キャロルは幼稚園でのあの広い道場みたいなスペースを思い出します。そこで全園児工作時間があったんです。自分が後にピアノを習いにいくわけですから幼稚園を卒園してもいつまでも想い出続行なんですが、釘を蒲鉾の板に打ち付けていろいろなモノを作品として工作、今の幼稚園では危なくて出来ません。ハンマーを握らせないでしょう。キャロルはそこで、工作の上手な別の少年を見つけていたのです。