相手に一応訊いてから物を買う、それが結婚の流儀だが、やぶしはキャロルに何も告げず通販で買う。車を運転するときに逆光がまぶしかったりで、運転ミスしないための・・・パーフェクトビューという二個セット商品で七千円するのだ。そんな・・と絶句するしそういう余裕あるならゲンナマちょうだいな?ってなる。まだ届いてないが彼はしたり顔なのだ。夜間に仕事に出るキャロルを思ってくれているのはわかるが地球を十周以上したキャロルが欲しいのはやっぱり別のもの。例えば高速道路にあるコンビニやSAで使える商品券だ。以前熊本に住んでいるときにこの家を建て始めて毎週のように矢上に通った。もちろん高速使って。広川インターが楽しみだった。食の宝庫だった。今はどんな変遷を遂げたのだろう。とても気になるのだ。家の中のモノを購入するときには相手の了承を得る、たとえ単なるパートナーであってもそこは重視しないといけない。相手の意見をだ。