一日限定五食のキャロ飯にありつける君達も法外だが、その五食の中の一食を俺の凱旋ことオレガイが占めたことを快挙に思う。ニッポン男子ここにあり!!俺の目の黒いうちはキャロルの思うがままの世の中が来ないようにする力がまだ、俺の中にあって、そこがいと嬉しいのである。第一、みんながみんな芸術家ではない。俺だって違うし子供達だって・・・。それなのに一蓮托生だ!!とキャロルは息巻くが世の中のシクミをわかっていないのだ。しかし・・・怖いのはむしろあいつの才能というより人々の取り込み方。ここが稼働率百パーセントになったときにだ・・・?君達と同レベルの憂いが俺を包囲するのは言わずもがな。あいつは空気を読める時代の専権人なのだ。もしもこれが俺の見間違いなら胸騒ぎもなしで安穏としていられる。しかしあいつはすでに、二十一世紀仕様の駆逐艦雪風にちゃっかり着艦しているようなのだ。事実なら事実奇がすでに成立・・・。これはデルスカイだ。事実は小説より奇なりを省略して今後は使用となる。