大リーグが終わってキャロルはまだ寂しい一日を過ごしている。それもそのはずこのダイリーグにこころをすっかり奪われていた奴。新語もこの選手たちをも参考に作っていた。俺もあの場面がとても印象深い。ロイヤルズのボルケズ投手が投げている最中に亡くなられたお父さんのこと、そして本人には投げ続けることを希望したというお父さんの心中。そして・・・かたや相手側選手にはその日が誕生日というニューズリー。さまざまなドラマを丸呑みして、大リーグが戦われていて、そこで起こるすべてに俺とキャロルの気持ちは向かっていた。デルスカイとして俺が今日登録したいのはボケルズだ。これはボケてはいないしっかりした老男、老女を指す。社会生活を果敢にも自分の裁量で行ったり、或いは雇われの身でも、チャレンジを忘れてはいない。こういった軍団をボケルズ軍団とそう呼ぼう。俺は一寸の狂いもなくとまではいかないが、何かで社会貢献出来る自分を日々養っている。