ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔112〕ママには片時も離れない親友がいて、その女性は毎夕、お店に来ていたのですが、この話を聴いたらみんなが驚くのは必至です。その女性は化粧をすると全く別人のクレオパトラになるのです。数日間は全く気が付かなくて、お昼時々来る時は、化粧を全くしない状態でくるのです。そしてある日、自分が、その女性が化粧をした状態でやってきても、両者が別人との認識が崩壊します。ふたりが同一のニンゲンだということがわかったとき、キャロルは女性と化粧について思いを新たにします。母がスッピンニンゲンだったことも自分の脆さに繋がった・・・それは後年のキャロルを築く土台になります。化粧をいかに駆使するか、それとも全く用いず人生で勝利するか?自分が全く用いず勝利したい!とそう祈念した表れでもあります。ノーズシャドーを用いず、その理沙さんはキャロルの前にスッピンで現われ、カウンターで化粧を始めたからわかったのです。掛かる事一時間。女性はその鼻が低くても大丈夫なことは化粧によってクレオパトラになってしまうことで証明されるのです。女性がニッポンの未来を握るということは間違いないのです。そして素顔美人のママも化粧したらこれはもう正統派美人!!彼女のベレー帽姿が忘れられません。