ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔111〕ママの美人度は並々ならず、それは化粧をとっている状態でもこれなら化粧したなら一体どうなるの?って。そして短大に籍があることも迷わずに伝えます。それでも喫茶を勉強したい自分がいること、そして音楽にも興味あることを伝え始めると彼女。ちょっと待って私が聞きたいのは週何日出れるか?っていうこと、それに短大が泉町?長崎のその辺りなら、ここに出勤出来るのは土日とか祭日?いいえ、もっと別の曜日も大丈夫と思います。ママはざっくばらんでも畳み掛けてきます。私はいずれは夜のスナック専門で出たいわけ、そういうちゃらんぽらんは雇わない。まず短大に籍があるのならそっち優先では?わ、わかりました。毎日の曜日に出ることが出来るように自分を調整します!ど、どういう意味なの?短大をきっぱり辞めたい気持ちを優先します。本気なのね?はい!だったら私も貴女への教育を真剣にやる、でも中途半端は許さないワヨ?はい!じゃ、履歴書は後日でいいから一緒に店の今後プランを考えて頂戴。開店三週間、でも身内や親友しか入ってこないのよ~わ、わかりました。入ったときの直感は佳かったですよ、気持ちをゼロにしてくれる店ですね?あんた上手いじゃないの?お世辞?いいえ本心です。