ルビー・ウーマン《ロイヤル・ボックス編》〔102〕キャロルは転園した幼稚園でも性格面で優は付けられてはいません。運動会や学芸会で、そつのない行動しているか?と思いきや、どこかでズボラがあるのです。昨日もそうでした。今から現れる、今から現れるとそう断言したのにとっくの昔、祐徳稲荷を通り越して、なんと気がついたら、あのくら寿司が左に・・・。ここから左で高木瀬に行けることを思い出して曲がった有様、時間あればやぶしの弟の家にも寄れたのに。祐徳稲荷に電話すると四時頃から各売店は頃合い見ながら閉まっていくということ、オハナシ大好きの弟さんの家に寄っていては四時に間に合わないぞ、残念な想いがしました。大安の昨日だけにテンパって、朝は十時前に張り切って家を出たのにまさかのスルー。それでからっきし言われます。パソコンで事前確認出来たのにっていう論点とうちのクルマにもナビ欲しいわね?これは必要最低限だね?と念を押されます。小さいときも自分にハドメがきかないくらいに無防備で、次が出番で待っているときにも私語が絶えない。運動会でも私は真っ赤なリンゴです、お国は遠い・・・というあの歌で、みんなが中央の木に成っているリンゴをもぎ取りに走るんですが、キャロルは一歩遅れます。これこそこれが定番?これを毎年やってるのか?っていう具合に脳内思考が闊達。遠い北の国ってどこなんだ?ってな具合。幼稚園の園児でもここまで思考が天才です。