こんな悪妻にいじめられてよくぞ、よくぞ七十二歳まで生きていたんだなあって、シゲコのこころは丸見え。でもこのリッチなお店に決定したのは次女のある言葉だった。漬物もご飯も味噌汁もキャベツの千切りもお茶もお替りオーケイ!結局は元が取れるのよ?って。何回お替り出来るのか?訊きたかったが訊けなかった。ウェイトレスは全員品がいい。そんなことを訊くこと自体恥ずかしいしお里が知れるというものだ。まず日曜日夕刻6時台もあり、名前を書いてくださいといわれ、控え長椅子で待つこと五分。ここで一旦、クレーマーシゲコの火薬は噴射するがこれには浜勝の奥義が絡み逆噴射に終わるのだ。でわショットタンいきますか~喜々として 七十二歳の パーティーに 招かれ費用は ごちになります〔席を立つ間際次女からの、ごちになりますに驚愕、余りの仕打ちに絶句・・・喜々に喜々津が掛かる〕