サファイア・マン《緻密な男編》〔26〕少子化にハドメを掛けるにはケッコンしたい!!とどんどん若者がケッコンにチャレンジしないと始りません。キャロルの若い頃はどうでしょうか?まさお君との生活は向こうがドラマーでキャロがピアノで、しっくりいくはずがダメ。不思議な因縁です。みんなも、例えばメジャーに憧れて、せっせとアルバイトに励む若者は多いでしょう。ケッコン生活よりも魅力があるからです。自活して、芸能生活出来れば、アルバイトもいつかは止められると。しかし・・・キャロルは重大な発見をしました。巷にいる人々の方が、数段優れているということです。このアルバイト修業にビミはある!と。そして、ケッコンに至らなくとも、能力のある若者がセカイに出て行くことが、意味あることだと思うのです。人口が減って困るなら、公務員の給料を下げて、議員さんの給料を下げたらいい。若者に国家公人の存亡は関係ありません。無駄なお給金を削減すればいいことですから。若者にとって大切なのは実のある恋をすること・・・。夜逃げのように、女から逃げるなんて、履歴書どころか人生経歴に傷が付きます。誰にもわからないなんて高をくくっていませんか?キャロルは10に恋を分別して、その中に、片思いや不倫や師弟愛がないのはなぜ?って思うかも。でもね、ストーカーというコトバが登場してニッポンは語彙環境を一新しています。人間の愛情が、コロコロコミック仕立てでコロコロ変わる。可愛さアマって憎さ百倍ってね、思い込みや、ひとりよがり、自己満足は恋愛の域には入りません。