昨日は突然の来客に俺はびびった。普段は来客はない。ほとんどないのに深々と礼をされているご様子に俺はピンときた。義父が亡くなったことをひとズテに聞き、我が家を訪ねてこられた。教員を34年務め、生命保険を10年勤めたあとに、この寺にお世話になって、布教使の免許を獲らせて頂いた。その感謝の気持ちを俺は義父の代理になって述べたのだ。キャロルは研修でいなかった。もしもキャロルの弟がここで、一念発起、アルバイトをする姿を見せてくれたら、俺はこころが晴れ晴れする。キャロルを見る目も変ってくる。姉弟とは、少なからず、そういう一面を持っている。二人三脚・・・弟の活性化はキャロルの人生にも深く関与する。