キャロルは実際いじめられたことなどない自分を再確認する。ただ、完全無視は受けた。長い長い歳月に渡り・・・。この間〔カン〕でさえ自分の気持ちに素直になれば完全無視したい奴がしたのであって、果たしていじめか??答えが中々出ないでいた。西暦が2000年の大台に乗るということでは、人類では三回目。一度目は・・・西暦が開始した数日間とキャロルは概算する。次が1000年になったとき、そして2000年になったとき。今度3000年という西暦を迎えることが人類は可能なのか?それを考えたら、みんなは先のこと過ぎる?ってあくびするかもしれないが、論議はここから実は始るのだ。今のままでいけば到底不可能。しかし、こうやって有識者や主婦たちが頭の中を分かち合えば論議はおのずと闊達になるのだ。多くの識者はキャロルも含めて西暦3000年の大台に乗るのは無理だろう・・・と諦めかけているが有効に資金を配分していけば、環境問題をクリアしていけば、この問題は実は解決を見る。いじめられていたはずのキャロルがただ、ワケもわからず、幽閉されていたのと同位なのだ。問題点を衝くべき人材が干されていたなら、地球は滅びに向うしかない。しかし、ここでひとつの問題は解決をみた。キャロルはいじめられていたのではなく、完全無視を受けていただけなのである。