西暦1964年1月12日・・・。何をしてたかなあって?手帳ないからわからないけど、覚えてるのは、最も弟が可愛い頃でね、一歳と八ヶ月。キャロルの望み通り、弟を作ってくれた両親に感謝の気持ちがあったけど、実際、一緒に留守番なんか任されるととってもヒヤヒヤものなんだ。母は、二階を居住区として一階の舅や小舅たちとは一線を画していたから、ちょっとでも目を離すと、そこ降りて行こうとしてね。子育てっていうのはとんでもない神経を張り巡らす仕事なんだな。やれやれってねえ~お留守番に対して、ご褒美はもちろんあった。キャロルは揚げ物に目が無かった。コロッケや揚げ蒲鉾、しかしどういう訳かトンカツ肉は好きではない。ある日、階段で蛇が二階へ向ってそろそろそろ~り這っているのを目撃!弟は二階の揺り篭ですやすや眠っていたのです。腰が抜けそうになるも、けたたましい声で、た、助けて~~弟が蛇に首を絞められ殺される!!って。それから家中で、蛇退治になるんだけど、どこかへするするする~と隙間を通過したのか天井裏へと居なくなったんだ。ヨッキちゃんがポツリと言った。蛇は家の守り神、それを退治することがおかしいって・・・。この家は呪われるぞ!って。キャロルはし~んとなったんだ。弟をまだ噛み付いてもいないのに過剰反応だったかな?って。でも命に替えても大事な宝ものだったから。でわ西嶌キャロルショトタンお願いします。階段を 伝ひて二階へ 登り行く 蛇をすかさず 通報してをり