パラノーマシゲコはこころの中が愛で充満するのを感じていた。これが・・・普遍の愛なのか。ニッポンの映画、そしてニッポンの物語の土壌に、これからきっと義理や人情に追随して入ってくるに違いない。そして・・・革命だ。変ることを政治家に任せていくことへの不安もあるが、それを否定することは、民主主義国家そのものの否定になるから、政治もひとつの枠組みとして生かす努力を庶民みずからが果たさねばなるまいと。そして・・・板垣退助の亡くなった日に生まれた、妻キャロルが家庭の中から、発進することで、もしもこの国が、不退転の歴史をものに出来るなら、それはそれで意義あることなのだろう。俺には俺の領分がある。ケジメがある。俺が支えるのは妻であるキャロルに他ならないのだから。