単刀直入に弟に申したのは、一緒に父の本を応援しようよ!読んでみたけど、手ごたえがあったよ、一回目に読んだときに気が付かなかったことに二回目、三回目と気が付くものがあった、これって、いい本の証かも・・・。弟は辛辣で、俺が思うには、プロローグですでにわかる、いい本は出だしのモンゴンが違う。第一行目・・・それはビリー・ジョエルのストレンジャーのイントロみたいに脳天直撃ものなのさあって。キャロルはそれがわかりません。聞けばきっとあれか!?とわかるだろうね♪そして弟の発言をメモ帳に書き写していたら、そういう態度が世相から遅れている、ピントがはずれているって即座に教唆されました。千綿病院一階には昔の写真が掲載されて、ありし日の明治時代末期の学校の運動場が・・・。キャロルは矢上小学校か?と思って見てたら、東長崎中学校で、そこでは日の丸が幾つか見える・・・。何かの祝伝達式だったのかな。ハッテング山がキャロルの遊んだ場所で、その名前も八天宮では?って弟が言うのです。八天狗とばかり思っていたキャロルはショックです。確かに祠があったからその方が自然ではある。給水タンクの跡は今も残っているって聞いて、キャロルの嬉しさはハンパではありません。霊力というものがもしもあって、磁場が存在するならあの山だったからです。