パラノーマシゲコはまず兄と弟のことを思慮する。俺がもしもど~~~んとメジャーになったときに、心配なこともないとはいえない。妻を寝取られてしまったこと、その履歴が知れることが問題なのだ。しかし・・・妻は恋人に捨てられた。結局、恋の主人公どころか被害者。これで佳かったともいえるだろう。弟は兄はきっと嘆くに違いない。天下の佐賀人だからだ。しかし、俺は、妻キャロルにピッタリついて離れない。困ったことが生じたら、全力を架けて、アドバイスする積りで居るのだ。まさかの大事態だ。妻が♪イフもしも作家になったなら♪こういうことは夢だから、諦めなさいと口を酸っぱくして言ったことなど俺には一度もない。ただ、こう暴言を放ったことはある。母親失格!!と。このタイトルが実に素晴らしいのだ。自分の夢を諦めずに邁進した妻こそがあればノーベル家庭賞だろう。ニッポンには、潮時とか引き際とか花道と、諦めるための代名詞が束のようにあるがそれらを二束三文にして、燃えないゴミの日に使い切った電池と一緒に捨ててしまうのが何を隠そう俺の妻だ。