自由枠でのおしゃべりもあと2個になったところで、宗教をもっと違う面から見ていくことにも意義あるなあって。詰まり、どういう境涯に分かれるのか?という分け方。創価学会では10に分かれていて、菩薩界や、仏界と最上になっていくと、境地が高い。そして、天界、縁覚界、声聞界、人界あたりに通常人はおるようです。芸術家もそうです。阿修羅界ともなれば、戦いも動物的となりますから、激しい慟哭自体を指すのではないかと。父の本でもわかるのは、浄土真宗ではそれが六つに分かれています。生きているときにもそうですが、亡くなっても、人間はシワケされていくのだなと思うと切ない。丹念に生きないといけないなあと、おのずと精進を思い気を引き締めるのです。どんな宗教にも誇りと実在感があり、ここが難攻不落だと一生が過ごし易くなるし、勝利も大きい。信心をする人々や、その信心に懸ける人々の一年を思いねぎらいます。それがすなわち、キャロルのこころが平静にある証拠。こうやって現在、読者であるみんなに支えられていることが、ベートーヴェンの歓びの歌に匹敵するのでしょう。