フリーマーケットを自分で開催した頃でしたが、本当にこの商売の難しさなんですよね。所得を得られるどころか、すべての品をねぎられて結局、店を閉めてしまい遠縁富豪に相談しましたら、けちょんけちょんに論断されて参ったんです。いやあ彼女こそが手作りの名手で、キャロル携帯飾りを2000円分買ってしまったんです。その中には、手作りブローチもあり、いつか店を再び開店のときには店の棚にディスプレイで飾ろうと張り切っているのですが・・・。彼女曰く手作りのものが売れなくなっている・・・と。200円から100円まで、携帯ストラップの値段を落としたときに引き際を感じてしまったらしく、今頃は何を作っておられるのかなあ~と思う出しては連絡を取りたい気持ちを抑えています。彼女は預金がキャロルの何千万倍もあるのに、せっせと手芸の腕をさらに極めて・・・。こうして作っていると、こころが満たされるのよって表情も穏やかなんですよ。容子ちゃんの短歌本は絶対に売れるわけがない、貴女は人生を早まったのよ!と厳しく言われ、自身の本を遂に渡せなかったのをほろ辛くも思い浮かべます。そういう本を出すとかなんとか、自分が出版費用を全部キャッシュで払える頃、80代でも佳かったのでは??って。そうですね、反省していますと答えて玄関から帰り際、二階へ行く階段の頂上まで壁に飾られた色紙飾りに驚愕して、こんなに素晴らしいモノがこの世にあったんだ・・・と息を呑みましたが、彼女はあっけらかんと、これも展示して売れなかったものよ♪とサバサバ笑顔。なんだか複雑ではあるけれど、彼女も同じ同志、もの作りに於いては仲間なんだと、こころぽんわかになって帰った思い出ですねん。〔ぽんわかはほんわかより強い〕