日曜日は、ショートソングや、俳句や川柳がないってことが、リラックスのリラッパナの原因でもある。あれって、人の念をもらう行為ってね、結構エネルギー消耗するものなんだ。曹長っていう人物、本当にキャロは知らない。自分の中の大事な仲間のひとりにいつからかなっちゃってるんだけど、コピーライタ―並みにアイデア持っているか?と思うと、凡句もはじき出す。それはダメ、それもダメってキャロルが言っているうち、上等な句が出て来る訳。辞世の句っていう本を父の家で見つけて、おのおのの句を読むうちに、詠み、読み、黄泉、ヨミっていうよっつ。つまり、最初の詠みは、自分が作句。次が、人の句鑑賞。黄泉こそが、あの世に持っていかず、最期に残す辞世の句・・・するとヨミ??これは、自分の中で、構想として以前呟いているにもかかわらず、事実、句として、世に出していない、そういった、置いてきぼりの念。こういうものが、凡人の脳には一杯詰まっていて、吐き出せないでいるんだ。だから、そこを吐露させる、輩出〔俳出〕させるということにも意義はある。曹長なる人物はユニークで、シャープで、ユーモアはあるが、クール過ぎて自分を出せずに、亡くなった人々の総体だとキャロルは睨んでいる。